2. UserDataの作成 (ecsクラスタ: ecs-cluster-handson-cli)¶
作業の目的 [why]¶
EC2ユーザデータ"ecs-cluster-handson-cli"を作成します。
完了条件/事前条件 [設計者用情報]
完了条件 [after]
主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。
- 完了条件1
- EC2ユーザデータ"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在する。
事前条件 [before]
主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。
- 事前条件1
- 設定ファイル用ディレクトリが存在する。
- 事前条件2
- EC2ユーザデータファイル"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在しない。
前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。
作業対象 [what]¶
- ローカルホスト
標準時間¶
8分
前提条件¶
作業環境条件 [where]¶
本作業は、以下の作業環境で行います。
作業環境条件1: OSとバージョン
Amazon Linuxの以下のバージョンで動作確認済
コマンド:
cat /etc/issue | head -1
結果(例):
Amazon Linux AMI release 2016.09
作業環境条件2: シェルとバージョン
bashの以下のバージョンで動作確認済
コマンド:
bash --version -v | head -1
結果(例):
GNU bash, バージョン 4.2.46(1)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)
開始条件¶
作業に必要なモノ・情報 [resource]¶
作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。
リソース1: 設定ファイル用ディレクトリ
今回は"${HOME}/tmp/conf-autoscaling"を設定ファイル用ディレクトリとします。
ls -d ${HOME}/tmp/conf-autoscaling
結果(例:存在する場合):
${HOME}/tmp/conf-autoscaling
存在しない場合は作成します。
mkdir -p ${HOME}/tmp/conf-autoscaling
リソース2: EC2ユーザデータファイル名
- 作成するEC2ユーザデータのファイル名です。
- 今回は"ecs-cluster-handson-cli"とします。
リソース3: ECSクラスタ名
- 作成するEC2ユーザデータで起動するECインスタンスが参加するECSクラスタ名です。
- 今回は"cluster-handson-cli"とします。
タスクの実施¶
0. パラメータの指定¶
まず変数の確認をします。
変数の確認:
cat << ETX # 0.1. DIR_CONF:"${HOME}/tmp/conf-autoscaling" DIR_CONF="${DIR_CONF}" # 0.2. EC2_USERDATA_NAME:"ecs-cluster-handson-cli" EC2_USERDATA_NAME="${EC2_USERDATA_NAME}" # 0.3. ECS_CLUSTER_NAME:"cluster-handson-cli" ECS_CLUSTER_NAME="${ECS_CLUSTER_NAME}" ETX
下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号について作業を行います。
再確認¶
設定されている変数の内容を再確認します。
変数の確認:
cat << ETX # 0.1. DIR_CONF:"${HOME}/tmp/conf-autoscaling" DIR_CONF="${DIR_CONF}" # 0.2. EC2_USERDATA_NAME:"ecs-cluster-handson-cli" EC2_USERDATA_NAME="${EC2_USERDATA_NAME}" # 0.3. ECS_CLUSTER_NAME:"cluster-handson-cli" ECS_CLUSTER_NAME="${ECS_CLUSTER_NAME}" ETX
1. 前処理¶
1.1. 状態確認に必要な情報の取得¶
EC2ユーザデータファイル名の指定
変数の設定:
FILE_EC2_USERDATA="${DIR_CONF}/${EC2_USERDATA_NAME}.bash" \ && echo ${FILE_EC2_USERDATA}
結果(例):
${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash
1.2. 処理対象の状態確認¶
主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。
前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。
事前条件1: 設定ファイル用ディレクトリが存在する。
「設定ファイル用ディレクトリが存在する。」ことを確認します。
コマンド:
ls -d ${DIR_CONF}
結果(例):
${HOME}/tmp/conf-autoscaling
事前条件2: EC2ユーザデータファイル"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在しない。
「EC2ユーザデータファイル"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在しない。」ことを確認します。
コマンド:
ls ${FILE_EC2_USERDATA}
結果(例):
ls: ${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash No such file or directory
2. 主処理¶
EC2ユーザデータファイルの作成¶
変数の確認:
cat << ETX # FILE_EC2_USERDATA:"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash" FILE_EC2_USERDATA="${FILE_EC2_USERDATA}" # EC2_USERDATA_NAME:"ecs-cluster-handson-cli" EC2_USERDATA_NAME="${EC2_USERDATA_NAME}" # ECS_CLUSTER_NAME:"cluster-handson-cli" ECS_CLUSTER_NAME="${ECS_CLUSTER_NAME}" ETX
コマンド:
cat << EOF > ${FILE_EC2_USERDATA} #!/bin/bash sudo yum update -y ecs-init cat << EOF1 >> /etc/ecs/ecs.config ECS_CLUSTER=${ECS_CLUSTER_NAME} #ECS_ENGINE_AUTH_TYPE=docker #ECS_ENGINE_AUTH_DATA={"https://index.docker.io/v1/":{"username":"my_name","password":"my_password","email":"email@example.com"}} #ECS_LOGLEVEL=debug EOF1 EOF cat ${FILE_EC2_USERDATA}
3. 後処理¶
完了条件の確認¶
主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。
完了条件1: EC2ユーザデータ"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在する。
「EC2ユーザデータ"${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash"が存在する。」ことを確認します。
コマンド:
ls ${FILE_EC2_USERDATA}
結果(例):
${HOME}/tmp/conf-autoscaling/ecs-cluster-handson-cli.bash